長野中央病院
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病院長あいさつ
長野中央病院院長 山本博昭
長野中央病院院長
山本 博昭
長野中央病院は、1961年にできた長野民主診療所がそのルーツです。「自ら出資金を出しあい、お金の心配なくいつでも診てもらえて、何でも相談できる病院をつくろう」という地域住民有志の運動によりスタートしました。以来、医療生活協同組合が経営・運営する、いわば住民立の医療機関として発展してきました。
長野医療生協組合員は現在4万8千人を超え、出資金は12億円以上になっています。地域に40の医療生協支部があります。組合員は、病院でのボランテッア活動や増資運動、健康づくりの運動で、地域医療をすすめる私達病院職員の強力なパートナーになっています。
長野中央病院の理念と基本方針は、2003年4月策定の「長野中央病院の医療と福祉の宣言」にまとめています。この宣言は、数か月をかけて、医局合宿、院内職場責任者会議、各職場会議、全職員集会などの討議を行い、さらに地域の組合員から意見を聞きながらつくりあげたものです。
私達の病院では、このような重要な方針を立てる場合、病院管理者集団のイニシャチブのもとに、可能な限り全職員の民主的討議を行い、その意見を反映させて豊かな内容に仕上げることを習慣にしています。
次に病院の具体的特徴ですが、まず何といっても患者様・利用者の人権と安全を最優先にしていることです。いつでもどこでも誰もが安心してよい医療を受けられることを理想として、特に受療権を守る立場を貫いています。誰でも差別なく受け入れ、また経済的理由などで通院困難な方々への訪問・相談活動にもとりくんでいます。平等の医療という視点から差額ベッド料金は頂いておりません。安全対策では副院長を責任者とする推進体制を確立し業務改叢をすすめてきています。
医療内容上の特徴では、当院は長野市の中心部にあって、旧市内で3番目の規模の病院として、一次医療、二次医療の24時間救急対応で役割を果たしています。年間の救急車搬入台数は約2500台で、長野市第3位です。専門医療にも力を入れ、糖尿病、循環器などでは患者数や検査件数で長野県下トップクラスになっています。市の中心部という立地条件の下、毎日、狭いフロアにたくさんの利用者があふれ、院内は活気に満ちています。
さらに当院は、災害被災者支援にも機敏に対応することをモットーとしています。新潟県中越地震では、最初の地震の翌朝に緊急支援隊を組み、救援物資をもってただちに長岡市に出向いたことをはじめ、2週間にわたって、医師3人を含む25人の職員を被災者支援活動で派遣しました。
若い医療人を育成することも当院の重要な活動です。1980年から毎年新卒医師を受け入れ、これまで70人以上の研修医が巣立っています。長野県のなかで、信州大学以外のいわゆる市中病院では、佐久総合病院に次ぐ実績です。年間を通して、医学生、看護学生や将来医療の道をめざす高校生らがたくさん実習や見学に訪れています。
地域の人々の協同によってつくられ発展するこの長野中央病院を、よろしくお願いいたします。

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