検査の豆知識 2018年

Q.心臓超音波検査
 心臓は全身に血液を送るポンプの役割を持っています。心臓の機能が低下した状態を心不全といい、全身に影響を及ぼすため、息切れや足のむくみなど、さまざまな症状が現れます。心不全の原因を調べるために行われる超音波検査では、心臓の動いている様子をみて、その動きが悪くないか、心臓の大きさは正常かを調べます。
 また、心臓には血液が一方向に流れるように働く弁がついています。弁の働きが悪くなると、血液が通過しにくくなったり、弁がきちんと閉まらず逆流して心不全の原因となるため、検査では弁の形や動き、血流の向きや速さなどを観察します。
 検査方法は、まず胸が見えるように洋服をまくり上げ、横向きに寝た状態で、超音波の機械(プローブ)を胸に当て心臓を観察します。超音波は体に無害であり、痛みもありません。検査時間は約30分で、飲食の制限はありません。

Q.前立腺がんの腫瘍マーカー「PSA」
 腫瘍にはさまざまな種類があります。その腫瘍が特徴的な物質を過剰に産生することがあり、腫瘍マーカーとして検査されています。腫瘍マーカーは血液検査で調べることができ、がんのふるいわけだけでなく、診断の補助や術後の経過観察でも使われています。
 PSA(前立腺特異抗原)は、おもに前立腺から精液中に分泌されるタンパク質の一種で、前立腺の異常により血液中の濃度が高くなることから、前立腺がんの腫瘍マーカーとして検診などで広く検査されています。
 PSAの値が高い時は前立腺がんの可能性が疑われますが、それ以外にも、前立腺肥大症や前立腺の炎症など、さまざまな前立腺の異常で高値を示すことがあります。このため、血液検査以外にも超音波検査やX線CTなどの画像検査や生検(組織の一部を取って調べる病理検査)などを行い、総合的に判断されます。

Q.24時間自由行動下血圧測定検査
 24時間自由行動下血圧測定検査は、高血圧症の診断のひとつとして用いられ、日常生活での血圧を24時間、定時的(1時間または30分ごと)に測定し、血圧の一日の変化を調べる検査です。夜間の血圧は昼間に比べて下がっているか、早朝に高血圧はないか、薬による血圧コントロールができているかなどが判断できます。
 検査方法は、腕に血圧計を巻き、記録器をベルトで腰に付けます。また、心電図を同時に記録するため胸に電極シールを貼ります。検査当日は腕に血圧計を巻くため、袖周りに余裕のある服装にしてもらう必要があります。
 装着中は入浴や電気毛布の使用はできませんが、その他は一日普段通りに生活できます。また、解析を行うための重要な資料として、血圧測定時(1時間または30分ごと)に何をしていたか行動記録用紙に記入してもらいます。
【長野中央病院】
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