骨密度検査のはなし

骨密度検査のはなし

2021年08月01日

骨密度検査にはDXA法、超音波法、レントゲンで手を撮影して測定するMID法などがあります。 当院では、ガイドラインに準拠し、腰椎及び大腿骨近位部(足の付け根)でDXA法を用いて測定しています。DXA法は、2種類のエネルギーのX線を測定部位に当て、骨と軟部組織との吸収率の差で骨密度を測定する方法です。被ばく量は極めて少なく、迅速で精度の高い測定ができます。
 骨折しやすい腰椎・大腿骨領域を直接測定するので、骨折リスクの評価に優れます。高齢で腰椎や大腿骨を骨折した場合、日常生活動作が困難になり、寝たきりになってしまう可能性があります。このリスクを評価するためにも腰椎・大腿骨での測定が必要です。
 骨粗鬆症の診断に用いられますが、ドックや健診でもオプション※ で検査できます。
 ※ 骨密度測定は大腿骨と腰椎を年度で交互に実施。一般3960円、組合員3080円(税込)