一般撮影 | 骨密度 |

微量なX線を人体に照射し、通過したX線の強弱を画像化します。X線は組織によって通過する度合いが異なり、骨はX線が通過しにくいので白く、肺はほとんど通過するため黒く写ります、筋肉や臓器はその中間にあたります。
モニタ診断に適した画像処理を導入しており、高精細モニタと併せてデジタル撮影のメリットを活かせるよう心がけています。 撮影部位や目的によりますが数分から10分程度です。撮影する部位数によっても変わります。 当院の患者様には高齢の方も多く、体の痛みを訴える方も少なくありません。寝ていただく撮影台には保護マットを使用し、特に痛みが強い部位に対してはスポンジで除圧を行う等の対応を行っています。患者様の状態に合わせて撮影を行うよう心がけていますので気兼ねなく職員にお伝えください。
撮影部位に金属やプラスチックがあると画像に写り込んでしまうので更衣をお願いしています。
Tシャツのプリントも写ることもあるので無地のTシャツの方が適しています。 撮影する部位によって体の向きや姿勢が異なります。胸部や腹部の撮影では息を吸ったりはいたりして撮影します。骨格系の検査では2種類以上の方向から撮影を行い、関節の変形や骨折、脱臼の診断を行います。治療を開始した後でも変形が進行していないか、骨折が固定した状態からずれてしまっていないかを評価するために経過観察の撮影を行います。 撮影体位が保持しにくい場合であっても安定して撮影が行えるよう撮影補助具を独自に作成し、患者様の負担を軽減しながらも高い検査の質を担保できています。 FujiFilm社製DR装置CALNEO 3台
FujiFilm社製FCR装置 VelocityU、PROFECT、Speedia

二種類のエネルギーのX線を照射し、それぞれについて透過したX線の強弱から骨密度を測定するDXA法で検査を行っています。骨粗しょう症の検査や治療効果の判定に使われますが、健康診断でも検査を行っています。 10分程度です。 5分程度寝ていただく検査になります。低反発マットが敷いてありますが、痛みのため仰向けになれない、撮影台への移動が難しいなど不安がある方は遠慮なく職員にお伝えください。
腰の痛みの強い患者様に対しては肩の下にクッションを入れる、枕を高くする、足を高くする等の対応を行っています。
X線を使うため、測定部位に金属やプラスチックがあると測定結果に影響がありますので外していただくようお願いします。主に下着の金具やズボンのファスナー等です。 測定装置の上に寝ていただき、体の上を装置が通過しながら測定を行います。測定中に息止めは必要ありませんが、手や足を動かさないようご協力をお願いします。 骨粗しょう症の予防と治療ガイドラインでは腰椎と大腿骨の同時測定が推奨されており、当院でもガイドラインに準拠して腰椎と両大腿骨の同時測定を行っています。
当院のドック・健康診断では大腿骨と腰椎を隔年度で交互に測定を行っています。また、国保特定健診では腰椎で測定を行っています。 GE社製 PRODIGY