各撮影室で撮影したレントゲンやCT、MRといった画像撮影装置からデジタルデータを受信し、保管・転送・参照することを目的としたシステムです。放射線科以外で撮影された超音波、内視鏡といったデータに加え、紙に記録された心電図、呼吸機能検査データなどもスキャンされてDICOMという共通規格のデータ形式に変換して一元管理することができます。今まではフィルム診断をしていましたが、PACSを導入することによりフォルム運搬や保管に伴う待ち時間の短縮や撮影された画像の濃度やコントラストを診察室パソコンで調整が可能となりました。
また、当事業所の南長池診療所と稲里生協クリニックとも専用回線で繫がっているため、診療情報を共有できております。 当院ではPSP社の医用画像管理システムを導入しています。電子カルテ端末と共存することにより診察室でのスムーズな画像閲覧が可能となっています。
画像データは永年保管としているため、医用画像管理システムを導入した2005年以降に撮影された画像との比較も容易にできます。
当院をかかりつけ医としてご利用の患者様や健診を受けられた利用者様が受診した際に、過去の画像と比較ができることにより小さな変化も見つけやすくなります。
近年、医用画像の電子化により放射線科検査がフィルム診断からモニタ診断に移行しました。 これまでのフィルム診断時代の自動現像機やドライイメージャー、シャーカステンの管理が不要となり、医用画像モニタの管理が診断に重要となっています。 当院では専門研修を受けた診療放射線技師が中心となり診断に使用する医用画像表示モニタの点検・管理を行っています。医師が正しく画像を診断できる環境を整備し、患者様へ安心の医療提供をサポートしています。 ・2M高精細モニタ 49台 ・5M高精細モニタ 3台(マンモグラフィ専用) |
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従来、他院への紹介時にフィルムをお渡ししていましたが、現在はCD-Rへ画像データをコピーして持参していただいております。
これにより他院でも画像データを劣化無く閲覧が可能となるため、診断の一助になることが期待されます。

読影室
主治医が遠隔読影を希望した場合、平日3営業日程度の時間がかかるため、結果をお返しするまでに数日お待ちいただくことがございます。ご理解の程、よろしくお願い致します。