検査の豆知識 2020年

甲状腺超音波検査
 甲状腺は、のどぼとけの下にある小さな臓器で、全身の代謝を調節する甲状腺ホルモンを生成しています。甲状腺の疾患には、甲状腺ホルモンの分泌が過剰になる機能亢進症、分泌が不足する機能低下症、癌や良性の腫瘤があります。甲状腺の疾患によりホルモンのバランスが崩れると、動悸や息切れ、体重の増減、汗をかきやすい、疲れやすい、首の腫れなどさまざまな症状が現れます。
 甲状腺検査には、甲状腺ホルモン値を測定する血液検査、CTや超音波検査などの画像検査があります。
 甲状腺超音波検査は、仰向けに寝た状態で首に機械をあてて画像を見ながら行います。検査は20分程度で、甲状腺の大きさを計測し、腫瘤や周囲のリンパ節の腫れがないかを観察します。腫瘤があれば大きさや形、内部の様子を細かく見ていきます。
 超音波検査で腫瘤が見つかった場合、甲状腺内部の細胞を採取し、良性か悪性かを判断する穿刺吸引細胞診検査が必要となることもあります。
 甲状腺疾患の症状がある人や、首が腫れていると言われた人は甲状腺検査を受けることをおすすめします。
百日咳について
 百日咳は、百日咳菌という細菌に感染ることによって起こる呼吸器感染症です。最初は鼻水、咳などの風邪症状から始まり、次第に激しい咳に変わっていきます。長引く咳や咳の終わりに息を吸うとヒューッと音がするのが特徴的です。
 検査は、鼻の穴に細い綿棒を入れて粘膜をこすり、百日咳菌がいないかを調べる遺伝子検査と、採血をして血液中の百日咳菌に対する抗体を調べる2種類があります。遺伝子検査は早期診断に優れた検査ですが、感染後4週間を越えると菌の量が少なくなるため抗体検査の方が有効な場合もあり ます。
 子どもの頃のワクチン接種で発症を防ぐことが可能ですが、ワクチンの効果が弱まってきた成人や接種前の乳幼児が感染すると、感染の拡大や重症化をまねくこともあり注意が必要です。風邪をひいた後に1週間以上咳が止まらないときは早めに医療機関を受診して適切な検査、診断、治療を受けましょう。
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