トップメッセージ

院長 番場 誉

院長 番場 誉

2018年4月から新しく院長に就任した番場です。
当院はかかりつけ医の機能を持った急性期の総合病院として、 特に循環器や糖尿病、脳卒中の後遺症を持つ患者さんの治療に力を入れています。
手術部門では、県下で先駆けて、心臓のカテーテル治療と手術治療が同時に可能なハイブリッド手術室を導入しました。
心臓血管外科領域における先進的な治療を研修センターのスクリーンにリアルタイムで映し出し、 専門的な議論ができるライブシステムもいち早く取り入れています。
糖尿病治療に関しては、1980年頃から多くの患者さんが来院されるようになりました。
現在ではインシュリン治療の対象患者が700~800名、経口薬治療は3,000名となっています。
循環器科では、経皮的冠動脈形成術(PCI)を年間450~500件、 不整脈治療のアブレーションを400件ほど行っています。
病院規模に対して大変多くの患者さんがご利用されていますので、 地域住民の皆さんに信頼していただいている結果だと自負しています。

総合診療として幅広く診療を担当することもできますし、高度医療に触れる機会もあり、 両方を極めることができる環境が整っています。患者さんとの信頼関係も厚く、 症例も豊富にありますので、経験を積みたいという先生に最適な環境です。
また、都市部へのアクセスが非常に良いことに加え、自然豊かで住みやすく、 自然災害も少ない地域です。北アルプスや志賀高原などの大自然もありますので、 山登りやアウトドアが好きな方にもおすすめです。

一時期、医療崩壊といわれた医師・看護師とした医療人の不足は現在も続いていますが、 当院でも様々な対策を取り、若い医療人に魅力のある病院となる努力を継続しています。
ぜひ一度、ご見学だけでもお越しください。

消化器内科 松村 真生子

高度な専門性を備え、患者さんを第一に考えた総合診療を

消化器内科 松村 真生子

私は北里大学を卒業後、地元である長野に戻り、子供の頃からお世話になっていた当院へ入職しました。初期研修を修了後、家庭の事情もあって大阪で専門研修を受けました。大阪の地は自分の肌に合い、肝臓疾患や病理といった専門分野を深める楽しさもあり、このまま大阪に残って専門に特化して働くことも考えました。しかし、自分が一番必要とされるところで働くべきだという考えに至り、長野に戻ってからいまも当院で働いています。

長野市は四方を山に囲まれ、積雪といった気候の問題もあり、離れた医療機関に気軽に通えないという環境にあるため、この地域で必要とされる医療の多くはこの地域で完結しなければなりません。高度な医療を提供しながら、かかりつけ医としての機能も兼ね備えているところが当院の面白いところで、自分の専門分野に特化しながら、総合診療の技術を磨き、患者さんやご家族と向き合った医療を提供できることが魅力です。循環器科では高度な技術やハイブリッド手術室等の設備を持ち、県内でも有数のカテーテル治療や心臓外科手術を行っています。当院の専門医療は、地域の中で非常に大きな役割を果たしています。また、リハビリテーション科では単に機能回復を図るだけでなく、病気に至った背景からこれからの生活まで他職種ひとりひとりが患者さんに深く関わり、生きがいを持って生活できる、社会復帰の支援も行っています。

当院の医師は、医療レベルや質はもちろん、高い人間性も兼ね備えていると感じます。スタッフ同士の雰囲気も良く、和気あいあいとしています。昔ながらの病院ですので硬派な一面もありますが、患者さんとの距離が非常に近く、日々やりがいを感じられる職場でもありますので、まずは一度見学に来ていただきたいです。

事務次長 杉原 大輔

垣根のない医療、職種を越えたチーム医療を実践

事務次長 杉原 大輔

当院の礎を築いてきた医師や、現在ご勤務されている医師は「趣味は仕事」という、高い専門性を目指し積極的に新しいものを取り入れていらっしゃるような、仕事に対し真面目で貪欲で意欲のある方ばかりです。自分の患者さんだから最後まで責任を持つという姿勢がある、だからこそ他科の領域はコンサルしながらもご自身で治療できる力を兼ね備えていらっしゃるのだと感じています。診療科の垣根を超えた連携が生まれ、医局には相談しやすい雰囲気ができています。

また、他職種の専門性についても理解が深く、チーム医療でどのように治療を進めていくかを大切にされていますので、コ・メディカルから見てもその想いが伝わっています。ディスカッションの中でも、職種を越えて意見や発言が飛び交いますが、患者さんのためのディスカッションであるという前提と、これまでのチーム医療の積み重ねがあるからこそできるものだと感じています。

医師の皆さまがやりたい医療や想いは、できる限り実現したいと考えています。地域に必要な医療とやりたい医療を組み合わせて、フレキシブルに対応するように心がけています。それは初期研修においても同様で、内視鏡研修をしたい医師、他の研修を受けたい医師、それぞれのご希望にできる限りこたえられるよう研修を変更して、将来像に寄り添うに配慮しています。

一度お越しいただければ、文章では伝わらない当院の魅力や医局の雰囲気の良さなどをご理解いただけると思います。医師の皆さまのお気持ちやご経験をできる限り尊重する方針ですので、ぜひ一度お越しください。