TAVI特設サイト
01 心臓血管外科の特色
1997年に東京女子医科大学の関連施設として開設され、現在4人体制で診療にあたっています。当院心臓血管外科は、これまでに5,000件を超える手術を行い、長野市内でも有数の実績を誇ります。患者さんは長野県全域。特に北信地域からの患者さんを多くご紹介いただいております。2021年には大動脈弁狭窄症のカテーテル治療法である経カテーテル大動脈弁置換術（TAVI）を導入しました。循環器内科並びに医療スタッフと連携を図り、患者さんの病状に合わせ最適な治療を選択していただけるよう心掛けています。02 心臓血管外科が扱う主な疾患
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冠動脈疾患（狭心症・急性心筋梗塞）
冠動脈疾患とは、虚血性心疾患とも呼ばれ、心臓への血液供給が部分的または完全に途絶えることで起こる病気です。 -
心臓弁膜症
心臓には4つの部屋があり、4つの弁があります。各弁は、効率よく血液を一定方向に流れるようにする役割を果たしていますが、弁に障害が起き、本来の役割を果たせなくなった状態を「弁膜症」といいます。 -
大動脈瘤
大動脈の一部がコブのように膨らんだ状態をいいます。いったん大きくなり始めると、少しの力で簡単に大きくなっていき、最終的には破裂する危険性があります。 -
大動脈解離
大動脈解離とは、大動脈の血管の壁が裂けてしまい、血液の通り道が本来のものとは別にもう一つできた状態です。
03 心臓血管外科が扱う主な治療法
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TAVI
開胸手術が出来なかった方への新たな選択肢。大動脈弁狭窄症の「経カテーテル大動脈弁留置術」
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ステントグラフト
内挿術ステントグラフトとは、人工血管（グラフト）に金属製でできたバネ状の骨組み（ステント）を縫い付けた医療器具です。動脈硬化や生活習慣病が主な原因となり起こる大動脈瘤や大動脈解離に対して行われる治療法の1つです。 -
冠動脈バイパス術（CABG）
狭心症や心筋梗塞など動脈硬化が主な原因となり冠動脈が狭窄や閉塞することで起こる虚血性心疾患に対して行われる外科的手術です。 -
弁形成術・弁置換術
心臓の弁が加齢による硬化や感染、虚血性心疾患などにより障害を受けることで、弁がしっかり閉じない閉鎖不全症や逆流症、弁が開かない狭窄症などの心臓弁膜症という病気対して行われる外科的手術です。 -
人工血管置換術
動脈硬化や生活習慣病が主な原因となり起こる大動脈瘤や大動脈解離に対して行われる外科的手術です。開胸・開腹により治療部位の血管を人工血管へ置き換えます。
04 医師紹介
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八巻 文貴
Fumitaka Yamaki
心臓血管外科部長
1986年卒
資格
医学博士
日本外科学会認定医、外科専門医、指導医
三学会構成心臓血管外科専門医認定機構心臓血管外科専門医・修練指導医
日本胸部外科学会認定医、指導医
腹部大動脈瘤ステントグラフト指導医
胸部大動脈瘤ステントグラフト指導医
下肢静脈瘤に対する血管内レーザー焼灼術実施医
日本血管外科学会認定血管内治療医
浅大腿動脈ステントグラフト実施医
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磯村 彰吾
Shogo Isomura
低侵襲治療部門心臓血管外科部長
2009年卒
資格
日本外科学会外科専門医
三学会構成心臓血管外科専門医認定機構心臓血管外科専門医
腹部大動脈瘤ステントグラフト指導医
胸部大動脈瘤ステントグラフト指導医
TAVI指導医
下肢静脈瘤の血管内レーザー焼灼術治療実施医
日本循環器学会循環器専門医
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豊田 泰幸
Yasuyuki Toyoda
2003年卒
資格
日本外科学会外科専門医、指導医
三学会構成心臓血管外科専門医認定機構心臓血管外科専門医、指導医
日本循環器学会循環器専門医
05 診療実績（手術実績）
| 心臓血管外科 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | |
|---|---|---|---|---|
| 弁膜症手術 | 52 | 40 | 55 | |
| TAVI | 29 | 16 | 28 | |
| 弁置換+胸部大動脈同時手術 | 6 | 2 | 2 | |
| 冠動脈バイパス | 12 | 19 | 17 | |
| うちオフポンプ | 10 | 17 | 17 | |
| 成人先天性心疾患 | 1 | – | 1 | |
| 大動脈解離 | 5 | 5 | 10 | |
| 胸部大動脈瘤 | 13 | 18 | 22 | |
| ステントグラフト | 12 | 7 | 16 | |
| 腹部大動脈瘤 | 28 | 22 | 33 | |
| ステントグラフト | 22 | 15 | 25 | |
| シャント | 47 | 40 | 34 | |
| 静脈瘤手術 | 18 | 40 | 30 | |
| その他 | 3 | 7 | 19 | |