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人工血管置換術

  • 動脈硬化や生活習慣病が主な原因となり起こる大動脈瘤や大動脈解離に対して行われる外科的手術です。開胸・開腹により治療部位の血管を人工血管へ置き換えます。
    ステントグラフト内挿術が困難な症例に対して行います。
    人工血管置換術

    画像出典:インフォームドコンセントのための心臓・血管病アトラス

  • 適応する疾患

    大動脈瘤

    大動脈解離

  • 術前検査

    • ・胸部X線
    • ・心臓超音波検査
    • ・心臓CT
    • ・血液検査
  • 治療方法

    開胸または開腹し、大動脈瘤や大動脈解離の治療する部位の血流を遮断して血流を止めた状態で患部を人工血管に置換します。腹部大動脈瘤では瘤の上下の正常な血管を鉗子で遮断して置換を行います。胸部大動脈瘤では人工心肺装置を用いて心臓と肺の機能の代わりをしてもらい心臓を止めた状態で手術を行ったり、体温を下げて全身の血液循環を停止させたりする方法があります。 ※人工血管はポリエステルでできており網目状に織り込んで筒状になっています。耐久性は数10年以上といわれていますので一度手術を行えば入れ替える必要はありません。
    手術時間

    胸部:約3~7時間
    (術式や患者さんの病態によって異なります)

    腹部:約1時間30分~2時間
    (術式や患者さんの病態によって異なります)

    ※手術室への入室から病棟へ帰るまでの時間

    麻酔

    全身麻酔+脊椎麻酔

  • 入院期間

    約19〜26日間

    入院 手術 集中治療室(ICU) 退院

    ※入院期間はあくまでも目安であり、患者さんの状態によって異なります。

  • 入院費用

    ※人工血管置換術は高額療養費制度が適応されます。費用は年収や年齢によって異なります。

    高額療養費制度について

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